歯科医院でクラスターが発生しない理由!受診控え、巣ごもりで虫歯、歯周病増加の脅威

なぜかコロナの影響で心配して病院関係に行きたがらない傾向があると思います。感染者との接触の恐れを感じているのだろうと。いわゆる受信控えですね。

そして歯科医院ともなれば、口を開けるのでまた恐怖心が出てくるのかもしれませんね。

でもコロナの巣ごもりの影響でお菓子を食べる機会が増え、虫歯になりやすくなっているリスクがあるとか、、、。またはマスクで本来の鼻呼吸ができなくなり、口呼吸になり、口の中が乾燥状態になり、唾液による殺菌効果ができない影響も発生しているようです。

また歯周病に関しては、菌が全身を駆け巡り、いろんな全身疾患を引き起こす懸念があります。万が一感染したらそれこそ重篤化するかもしれません。

歯科医院の環境はどうなのでしょうか?

そこは普段から消毒の作業が徹底した場なんですね。お口の中に入れるものすべて滅菌しています。もともと昔からマスクや手袋が当たり前の世界。スタッフもその意識が高いです。

さらに歯を削るときはバキュームで吸い取ります。これも効果があると思います。

歯科医院はコロナ感染リスクが医療界トップ!それでも感染ゼロの理由

3月に世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミックを表明。欧米諸国が緊急事態宣言を発令した頃、米国金融出版社「GOBankingRates」が、各職業のコロナのリスクスコアを算定。スコアが100に近いほど感染リスクが高いのだが、歯科衛生士99.7、歯科医92.1と歯科関連が医療関係でもトップだった。
ほかの医療関係では、開業医90.1、正看護師86.1、放射線技師84.1、内科医79.8、救急隊員70.7。
「患者さんの中には、歯科の診療を抑制する動きも出ました。
しかし、歯科診療を介しての感染は(10月20日時点で)一例も報告がありません。
このスコアは、労働統計局のデータに基づき、どれだけの人と近接する仕事か、他人にどれだけ接近して行う仕事か、仕事中に危険にさらされる頻度をみたもので、人に近接する仕事として気をつけてくださいというメッセージとして捉えています」
(日本歯科大学付属病院口腔外科・小林隆太郎教授=以下同)
小林教授によると、歯科診療でコロナ感染が起きていない理由として、やはり消毒の徹底が挙げられるという。
「オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)による滅菌の施行、消毒アルコール、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒の習慣がコロナ以前から身に付いていました」

■歯科の定期健診は「不要不急」ではない

「歯周病と全身の重症疾患の関係が報告されています。歯科は定期的に、継続的に通い、管理をすることが重要。特に大切なのは軽症者で、自分は歯周病じゃないと思っていてもケアが必要で、重症化予防をする必要があります。

長期間プロフェッショナルなケアが受けられないと悪化する可能性があります。継続的に口腔内の衛生管理をすることが健康寿命につながります」(小林教授)2020/11/3©株式会社日刊現代ヘルスケアより引用

やっぱりお口の中の衛生状態は重要です。遠慮しないで行く方がいいと思いますね。最近では窓を開けて換気していますし、スタッフさんの食事時間も対面にならないように気を付けています。

受診控えで大事な歯を失いかけたり、知らない間に歯周病が進んでいるとしたら本末転倒です。