2026年をめどにBリーグは新しく生まれ変わろうとしている。現在のルールでも財政や集客的に厳しかったり、降格の危機におびえたりしているチームもあるかもしれないが、将来降格は無くなる予定だ。

「競わないと弱くなるし、面白みに欠けるのでは?」と思うかもしれない。しかしプロ野球は降格はないが盛り上がっている。Jリーグは昇降格は現在もあるが盛り上がっている。

バスケはどうかるのだろう?

これからのBリーグの方向性

「(このままでは)地に足をつけて長く存続していくことが難しいのではという考えに立ち、順位による昇降格制度を廃止して、事業力によって新B1・新B2・新B3のカテゴリーに分けます。今のB1は新B1、B2は新B2へと、ステージを1ランク上げるようなライセンスの基準を設けてトライします」

大まかにいうと、新B1の3条件は「4000人」「12億円」「アリーナ」だ。
①4000人は1試合あたりの平均入場者数。千葉ジェッツ、川崎ブレイブサンダース、宇都宮ブレックスの3クラブがクリア!
②12億円は年間売上(事業収入)の額で、2019年度は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた中でも5クラブがクリアしている。
③アリーナの最低収容数は5000人コンコースの広さ、車椅子席の比率、トイレの数と細かい基準がいっぱいあります。あとは採算性を確保するためにもスイートルームも必要です。(プレー)するためだけの施設でなく観るための施設にしてほしい。沖縄アリーナが分かり易い例で、ファンが観戦体験を楽しめる施設です。客席のどこからでもコートやビジョンがしっかり見える。Wi-Fiに快適に接続できて、バスケットLIVEで気になる場面を見返せる。各席にドリンクホルダーがあって、飲み物をうっかりこぼす心配がない。

さらに
最大の変化が降格の廃止であり、一方で昇格制度は維持される。2026年以降は「入場者数」「売上」「アリーナ」の3条件を満たせば新B3から新B2や新B1、新B2から新B1の昇格が認められる。そして競技力を理由に降格を強いられることはない。

しかし
「競技力による降格はないし、ちょっと赤字を出したから落ちることもありませんが、そこはライセンスでチェックするべきだと考えています。債務超過であるとか、大幅な赤字であるとか、そこの基準は作ります。売上や入場者数の基準を著しく、何年にもわたって下回る状況になっていたら、降格させる仕組みは考えています」
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202105030002-spnavi?p=3

実に興味深い話しではある。確かにBリーグが発足して5年がたっている。その実績は右肩上がりではあるが、他のプロ野球やサッカーに比べたら、まだメジャースポーツではないのは確かだ。今のうちに、頭打ちにならない時にこそ、未来の設計図を持つことは大事だし、それに向けて改革を断行する勇気は賛同だ。

われらがハピネッツはどのカテゴリーからスタートするのだろうか?今のままは「新B2]からだろうか?コロナが落ち着けば4000人はクリアするだろう。そのためには秋田ファンが納得する成績や補強を、それこそ今のうちから断行するほかない。

それが年間の収入増につながるからだ。

アリーナはCNAアリーナ☆あきたがあるし、5000人のめどは立っている。細かな修繕は必要だが、予算があれば一気に建造することもありそうな予感はする。

県民球団として発展し続けるハピネッツなのだが、現在の運営状況は債務超過に陥ることなく健全運営中と聞いている。後はどうやって、メジャーなスポーツに押し上げていくか?

来季からの補強や成績にかかってくると思う!ピンチはチャンス!2026年まで、まだ時間があるとは思わずに、有効な対策をしてほしいと思う。


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