やっぱりそうか!同じスタイルの渋谷もCSは宇都宮に2連敗をどうチームに生かすか?

2020~21チャンピオンシップも盛り上がっていますね。そんな中王者宇都宮に対して、秋田と同じバスケットスタイルの渋谷の戦い方は実に興味深いものであった。

宇都宮ブレックスvsサンロッカーズ渋谷のゲーム2

宇都宮|24|24|26|37|=111
SR渋谷|24|14|17|19|=74
ゲーム1では92―84のスコアで修正をして、勝利への可能性を感じさせた。しかし宇都宮のゲームプラン、選手の遂行力は盤石だった。
渋谷は第2クォーターに目を負傷したチャールズ・ジャクソンが出場できなくなった不運に見舞われてしまったのが大きかった。インサイドで有利に立てずに、リバウンド争いでも宇都宮はファールを誘うしたたかさが引き立つ。

それでもディフェンスを強め、渋谷は時折、wチームを仕掛けながら戦う。それから逃げないで宇都宮は選手間の意思疎通ができていて、パスやフォローで受けていく。

ロングパスを受けた選手が3Pシュートを沈める。

しかし宇都宮は全員が確実に、ペイントエリア2Pシュートを積み上げていく。合わせの引き出しの多さは脅威だ。かと思えばギブス選手のごり押しインサイドや果敢にリバウンドに飛び、フィジカルの強さでチームにエナジーを与え続ける。

年齢に関係なく積み上げてきた勝負強さには、頭が下がる。タレント軍団であるものの、やることは徹底している。ディフェンスも、オフェンスも凡事徹底なのだ。

この戦い方は実はプレシーズンマッチで秋田宇都宮戦で経験している。秋田は序盤、3pシュートがはまり、大差をつけた。しかし宇都宮はそれを堅実な2Pシュートを積み上げ逆転した。

宇都宮の度肝を抜いた1クオーターで8本の3P弾!新生秋田の爪痕が残る試合に

渋谷も今できることは、出し切った。今シーズンの天皇杯王者としての戦い方は間違っていなかったと思う。後はそれをどう仕上げて常勝軍団となすのか?

秋田も渋谷もこの対戦相手との教訓をつかんだはずだし、思い描くチーム像もはっきりしたのではないだろうか?

はじめはディフェンスのチーム作りを重点に置いた。後は強化策はペイントエリア内のオフェンス力と思う。ビックラインアップは確かに魅力的ではある。

しかし宇都宮のエナジー全開の、ギブス選手、ピーク戦手はそれほど高くない。それでも得点を積みあげていく勇気はさすがだ。そのオフェンス力がチームを押し上げていく戦い方ができている。

選手のステップアップに期待を寄せるのもいいが、どんな選手を補強し、チームを作り上げるか?ヘッドコーチの手腕も問われる。