2020~21シーズン終了!強豪との力の差をどう埋める?チーム強化へ本腰スタート!

秋田はハードディフェンスを信条として、走るバスケを展開してきたが、2020~21シーズンを振り返れば、確かに28勝31敗という成績は残したものの、悔しさの方が強く残るのはどうしてだろうか?

その一つに負ける試合の「負け方が良くない」という印象が残る。ディフェンスに振ったチームだが、失点が多い試合が増えたということは、スタイルにおいて通用せず致命的であるということ。

40分間のハードディフェンスだけでは勝たせてくれないB1のカテゴリーであることを確認できたシーズンでもある。もちろん様々なチームディフェンスの約束事であるものの、功を奏した時間帯があれど、それがオフェンスのいい流れを呼んで「突き放せない」上位チームとの差も突き付けられた。

これは運よくタフショットを決めた、シュートブロックが決まった、誰か一人が大暴れ、が云々ではなく、チームが連動しながら確実に決め切るペイントエリアでのシュート力だ。

ボールが停滞した時に打破できる選手の存在や、チームで対応して崩すオフェンス能力。外角シュートを捨ててもいいということでなく、フリーであれば積極的に打つべきだろう。

しかし強豪でも3pシュートが期待通りにいつも決まればいいが、宇都宮然り、川崎然り、好不調バラバラである。なので確実に2ポイントを積み上げるほうが勝ちにつながる。

それがオフェンスリバウンドだったり、フリースローなのだ。これが備わっていないチームはおそらく上位には永遠にたどり着けないだろう。

逆に言えばそれができているからこその「ディフェンス」ではないのだろうか?強いチームは。もしかしたら秋田はこの順番が逆であったことを今までのシーズン、証明したのではないだろうか?

一番ショックだったのは、外国籍選手ジャクソン選手一人の渋谷戦にフルメンバーの秋田が負けてしまった試合だった。これが戦術、メンタル共にチームとして機能していない現状を露呈してしまった日だったのだ。
→どうして勝利の女神は渋谷に微笑んだ?ライオンになれなかった秋田はコールビーを失った

少し厳しい内容になってしまったが、もう理想よりも現実可能な準備こそ、ファンは待ち望む。本当のエナジーは結果を引き寄せないといけないからだ。

ならばこの先今後の展開は明確なはずだ!コールビー選手の復活だけでは喜んではいられないのも、お分かりだろう。

いよいよ古川選手の契約最終年を迎える来シーズンは秋田にとって目覚めの時だ!「秋田強くなった!」と言われるように、県民一体となった盛り上がりを期待したい。

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