年に一度の本荘ナイスアリーナ、横浜戦ゲーム2は昨日とは打って変わって、拮抗した試合になるかもしれない。秋田の多彩な攻撃をアジャストできるか?秋田は河村選手のスピードをディフェンスで封じ込めるか?どちらが強みを発揮できるかが勝負の分かれ目になるだろう。
2021-22 B1第17節1月23日秋田ノーザンハピネッツVS横浜ビーコルセアーズゲーム2
秋田|22|20|26|19|10|=97
横浜|26|18|25|18|15|=102
ゲームハイライト動画
秋田はいきなり、開始15秒グリン選手の3Pシュートがさく裂!横浜もドライブですぐに反撃。しかしグリーン選手はノーマークを見るとトップの位置から3Pシュートを決めた。
そのまま、グリン選手は気もち良く3Pシュートを放ち、外れてもアイバーソン選手がリバウンドをしてゴール下を決める。秋田の攻撃はかみ合っている。
これはまた昨日の再現か?と思いきや、横浜はインサイドアタックという修正をしてきた。
河村選手とアウダ選手が入ると状況が一変した。早い攻撃を仕掛け、時には自分でアタック、アウダ選手との合わせで差を詰めるとアウダ選手のミドルで18-20逆転に成功した。
ここからしばらく秋田の得点が停滞する。
昨日とはまるでチームが入れ替わったかのようだ。秋田のオフェンスがあわただしくなり、ターンオーバーを繰り返す。それがことごとく横浜の得点になる。
河村選手の視野の広いボール運びとアウダ選手の奮起で14点差をつけた。河村選手はゲームを支配し、自分も前半だけで19得点。
しかし秋田の川嶋選手が河村選手のゴール下をブロックしてから流れが秋田に傾いた。すぐに中山選手へパス、ドライブへキング選手がアンスポーツマンライクファール!
川嶋選手がグリン選手へゴール下、自ら3Pシュートを決めて34-42。川嶋スチールからグリン選手がイージーバスケットダンク!横浜はみるみる14点差を溶かしている。
後半ではいきなり古川選手が3Pシュートを決めて45-44の逆転、さらに直後24秒バイオレーション誘発させて守ると、今度はトップの位置から3Pシュートを決めた。
流れは秋田に傾いたかに見えたが、河村選手、アウダ選手のコンビネーションを止められない。4,5点差の展開、つかず離れずで時間は過ぎていく。
中山選手のノールックパスからアイバーソン選手がゴール下ダンクや古川選手のフリースローで追従。再三ボール回しを良くしてグリン選手の3Pシュート、本日6本目を決めて84-85とするも、横浜も粘る。
ラスト、アイバーソン選手のミドルがリングに嫌われ、87-87の同点のままオーバータイムに入った。ここ重要!どうしてミドルではなくゴール下にダイブしなかったのか?ダイブすればファールをもらい、フリースローで試合終了かもしれなかったのだ!
秋田はアイバーソン選手へのピックの位置が高く、二次攻撃で相手に脅威を与えられない場面が多々あった。
オーバータイムでも秋田はミスが出たり、リバウンドで有利に立てなかった。相手はすでにチームファール5なのにインサイドを突けないのは、疑問が残った。
苦しい時は確実にインサイドを突き、相手のいやなプレーをしないといけない。アイバーソン選手も消耗が激しく、強みを生かせなかった。これも勝負なのでしょうがないのだが。
この横浜戦のオーバータイムは因縁がある。B1昇格を決めた横浜戦、最後の最後で現西宮にいるカワムラ選手にブザービーター3Pシュートを決められ、逆転を許しB2降格が決まった試合だ。
今日はオーバータイムへ行く前の秋田は14点差を追い上げたところは見事だった。こそから「勝ち切る」術を実践しないとこの先は厳しいし、悔しい結果になってしまった。
とりあえず、ペイントエリアのディフェンスの安定、再構築がないと競う場面では難しい。今日は質の高いディフェンスがなかった。97点を取っているのに、102点取られているのが証明している。
次回の千葉戦にはピックの使い手、今日の河村選手に似た富樫選手が待ち受ける。そして琉球戦が待ち構える!今日の反省を生かし、勝利してほしい。
ケンゾーHCコメント
河村勇輝選手のパフォーマンスは素晴らしかったと思いますが、そこを止めきれなかったのはチームの課題です。
また、森川正明選手を3Qの序盤、勢いに乗せてしまいましたし、試合を通してペイントを守れなかったことが大きな敗因だと思います。
オフェンスのターンオーバーもずっと課題の中で今日21個、そこから23点取られてしまっているというのも大きな問題だと思っていますし、最後の4Q接戦の終盤、采配のところにも問題があったと思っています。
チームを勝たせられなかったのは僕のせいだと思いますし、こういうゲームは勝ち切らないといけないというのをすごく痛感しました。
チームとしては毎ゲームディフェンスをしっかりして、失点を抑えるというところが出来なければ、今日のように97点取っても102点取られてしまったら何の意味もありません。
そういう意味では自分たちのやりたいことが今日はできなかったと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16460
好調な3Pシュートの裏に潜む闇
大学生の河村選手に26得点は実に反省しないといけない。
3Pシュートのオフェンス好調で足元のディフェンスの質が低下した。
相手のチームファール5を生かせずインサイドアタックより
外角シュートを選んだ。
いつも冷静なグリン選手もインサイドアタックの切り替えが少なかった。
やっぱディフェンスからだな。
軍隊のようなディフェンスでいいよ。まずは!
3Pシュートは危険だな。破壊力も凄いが
マヒして労働(ディフェンス)しなくなる。
秋田は耐えてからのファストブレイク
やっぱ、雪国なのね。
除雪が大事だ!