本日能代でのゲーム開催はキャプテン古川選手がコンディション調整のために、帯同しないこととなった。先の1カ月ぶりの試合では輝きを増してきた保岡選手が古川選手の代わりに、よきパフォーマンスを発揮できるかが焦点。
この先彼の安定度は大きい。そしてグリン選手の3Pシュートの確率と、アイバーソン選手のアジャスト度合いだ。前回は初のファールアウトを経験した。ピックの時に動いてしまい、相手を妨げたのが原因。
試合結果・速報
2021-22 B1第22節3月5日秋田ノーザンハピネッツVS新潟アルビレックスBBゲーム1
秋田|25|28|19|13|=54
新潟|23|22|21|17|=79
これからの時期は、下位チームには取りこぼしはできない!安定した勝利こそ求められる。
しかしゲームの入りは新潟が良かった。遠藤選手のスピードに乗ったドライブや納見選手のジャンパー。秋田のお株を奪うディフェンスやリバウンドで、集中を見せた。秋田のグリン選手は3本の3Pシュートを外した。
能代工業出身の長谷川選手がコーナー3Pシュートを決めると、スチールからの連続得点で11-8。流れを引き寄せた。
タイムアウト後、トップの位置からエアーズの3Pシュートを決められたが、グリン選手が連続の3Pシュートをやり返した。すると秋田は畳みかけ、中山選手のドライブ、グリン選手がスチールをし、デイビス選手がドライブで10-0のランに成功した。
ここで秋田はと点差がついてか、メンバーを大幅に入れ替えた。新潟のボール運びに保岡選手が圧力を加え、8秒バイブレーションを誘発させた。
しかし秋田の得点が伸びない。逆に新潟に6-0のランを許す。
2クオーターに入りグリン選手がの3Pシュートを決めだすと、川嶋選手も田口選手も決めて流れを引き寄せた。特に田口選手のキヤッチ&シュートのスピードは板についてきた。
グリン選手も3Pシュートの位置では、相手も警戒するのだが、逆にゴール下へのアシストが生きた。
ただ、新潟の池田選手や佐藤公威選手のアウトサイドシュートも良く決まり、得点差は思ったようにつかない。
秋田のディエンスとオフェンスリバウンドが弱い印象を受けた。なので攻撃が単調になり、外れると相手新潟の連続得点が生まれた。
ロスコアレン選手がいない中、ネパウェ選手のリバウンドやインサイド、ミドルが光った。
また秋田の中山選手は体を張ったアタックやオフェンスリバウンドに飛び込み、マイボールにしたり、田口選手や保岡選手ががルーズボールに飛び込んで泥臭いプレーは地元能代のファンを沸かせた。
後半はグリン選手が息をつかせない程の連続3pシュートを決めて、新潟の士気を奪った。リバウンドも修正し、新潟のターンオーバーにつなげた。
好調な3pシュートは各選手に伝染し、大浦選手が決めて74-53で勝負あり。そのアウトサイドシュートの貯金で危なげなく逃げ切った。大浦選手は体が一回り大きくなった。
最後、保岡選手がアリウープパスをアイバーソンが沈めたが、アイバーソン選手のアジャストも、もっとこの先深まっていくと思う。安岡選手もインサイドや、アウトサイドシュートも魅力だが、実はアシストもセンスがある。
ワン選手や多田選手もプレータイムをもらい、実践感覚を養った。多田選手は3pシュートこそ決めれなかったが、ミドルを決めた。そのミドルで調子を上げて3pシュートへつなげてほしいと思った。
秋田は今日は3pシュートの確率は50%は凄いと思うし、ターンオーバーが10は合格ラインだと思う。後ディフェンスの意識を最初から持ってほしいと思う。上位チームはその甘さを突き、一気に引き離しに来る。
デイビス選手も最近は集中していると思うし、シュートブロックやダンクにエナジーを与えてくれる。選手がそれぞれ強みを生かしてまとまりつつある。
コロナの中断で、練習はできたかもしれないが、試合勘や闘争心はどうしても途切れてしまうと思う。なのでその部分は作り直していくしかないが、最低秋田のディフェンスらしさだけは大事な生命線なので、明日のゲームも大事になる。
ケンゾーHCコメント
前節の3/2(水)茨城ロボッツ戦から、ディフェンスの意識のところが課題になっていて、今日の前半は非常に緩い入りをしたと感じました。
ハーフタイムに、選手たちがそれをちゃんと理解して体現してくれたので、後半のディフェンスは締まったと思います。
自分たちのやらないといけないことがちゃんとできないと、どこのチームにも勝てないので、自分たちの色やスタイルを毎試合で出さなければいけないと改めて痛感させられた試合でした。