長いバイウィークが明けて待ちに待った試合がホーム戦で中地区首位の三遠を迎える。秋田はバイウィーク中にケンゾーHCが練習指導したと聞いた。なのでディフェンスの修正が入ったようだ。相手の3Pシュートへの対応を見てみたい。秋田としては気負わずにディフェンスからオフェンスにつなげたい。
試合結果・速報
2022-23 B1第6節11月19日秋田ノーザンハピネッツVS三遠ネオフェニックスゲーム1
秋田|9|20|23|23|=75
三遠|19|23|15|24|=81
とても楽しみにしていた一戦だった。秋田のプレスに三遠がどう挑んでくるのか?過去の試合では秋田が勝利していたのだが、、、。三遠の金丸選手、秋田のカンター選手の不在の試合ではあったが、秋田の試合勘が鈍っていたのだろうか?うーんいきなり0-10のランの幕開けとなった。
秋田はシュートセレクションは良かったが、リングに嫌われて、精度が低かった。逆に三遠は外国籍選手のヒックス選手が伸び伸びプレーをし、得点を重ねた。タイムアウト後に古川選手のカットインで初得点を挙げた。
けれど、三遠のメイテン選手も3Pシュートを放ち、日本人選手の佐々木選手も続き、1クォータで秋田は突き放された。
2クォーター以降は落ち着きを取り戻し、川嶋選手が古巣相手にスチール!田口選手がトラジションからの3Pは外したものの、保岡選手がフォローして24-32とした。秋田が流れをつかみかけたに見えたが、長谷川選手のアタックをメイテン選手がブロック!5秒バイオレーションも誘発されたが意地で3Pシュートをねじ込んで29-42で前半を終えた。
後半秋田はいきなり中山選手はスチール成功で31-42、キッド選手の2スローや古川選手の3Pシュート、中山選手キッド選手のあわせで39-45と激しいディフェンスで猛攻を仕掛けた。川島選手のレイアップで50-50の同点にしたが、三遠は冷静に点を取りに来る。
秋田が点を縮めても、三遠はしたたかに得点を広げる。ここに大野HCの戦術が見て取れた。三遠は最後までボールムーブが素晴らしく、秋田のディフェンスをいなし続けた。千葉時代から秋田との対戦で、その経験上、準備ができていると思った。
試合の状況判断が冷静で、秋田の連続得点を許さない。その意思疎通が選手は実践できている。バイウィーク中に相当練習しただろうか。さらに選手の持ち味を犠牲にすることなく、調和させているのだ。
もちろん3Pシュートは水物で、運もあるかもしれないが、三遠の方が決め切った。もちろん逆の場合もあるが今日は秋田にか来なかった。それよりも秋田のディフェンスは少し甘くなっているかのようだ。
三遠のメイテン選手に29得点13リバウンドを許している。この部分は修正が急務だろう。
外国籍選手のインサイドへの対応が遅いというか、なすすべがない。体の寄せ方はコールビー選手の上手さを思い出させた。彼は何度も何度もタフショットを打たせ、リバウンドを支配した。
長谷川選手のアタックも何度もブロックの餌食になった。彼を後ろから追従して、バックアップできる選手はいないのだろうか?そうして相手の嫌がるバスケをしないと、流れが行ったり来たりで、足元をすくわれかねない。
ハイライト動画
ケビンHC代行コメント
序盤から10点差がついてしまいました。
最初の5分間、オフェンスで何もできずに始まり、出だしが悪すぎました。
ディフェンスは悪くなかったのに、オフェンスが上手くいかないというところから悪い影響を与えてしまったと思います。
セカンドユニットが出てからは、ディフェンスが少し良くなりましたが、オフェンスは自分たちのリズムが掴めずに第1Qが終わってしまいました。
第2Qでは良いところも出て追いつくことができましたが、また離されたり、追いついたりという展開でした。
ここ2週間いい練習ができ、いい準備をしてこの試合に臨みましたが、練習で出来ていたところが出せませんでした。
ただ、このパフォーマンスが自分たちのベストではないですし、もっとパフォーマンスを上げられること、勝てることは分かっているので、しっかり準備をして明日に臨みたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17189
最後に
秋田は昔帰りする必要はない。しかし相手も秋田のいいところを潰す準備はしてくる。大野HCのしたたかな準備に秋田は後手に回った気もする。3Pシュートを打たせない三遠のディフェンスも良かった。これを手本にしながら、もう少しプレスのかけ方を秋田の方が「一日の長(いちじつのちょう)」を示せると思うのだが?
ゲーム2の出来は今後の秋田を左右する試合になりそうだ。日本人選手の奮起も期待したい!んでねー?