現在は秋田は開幕から試練の中にある。とりわけ選手が輝きを放っていないのが気にかかる。それでも例えばどうして、大浦、川嶋、キッド、多田 みんな行った先で活躍してるのだろう?
その選手の持ち味が、発揮されている使われ方というのだろうか?
ただし、このメンバーで継続することは難しいのかもしれないと感じた。以前の高校バスケのように走るバスケは面白いが、60試合をこなすのは選手にとっては難しく、選手の生命との兼ね合いも考えなければならない。
今日のアルバルク戦を見て、長らく秋田でプレーし、チームに貢献してきた選手でも、新しいメンバーが入ればその選手を優先する。秋田での経験が他のクラブで評価されることもある。将来的には、保岡や長谷川のようにクラブを支えてきた選手たちも移籍する可能性があると感じている。
選手のエネルギーを引き出すためには、もう少し選手に対するリスペクトも必要だと考える。これはヘッドコーチだけでなく、並んでいるコーチ陣にも言えることだ。
プロに昇格した選手をうまく活用できないなら、他のクラブに出場の機会を与えた方がいいだろう。長らく注目されていなかった大浦選手や多田選手も、活躍している。次に誰が出場するのか、その不安は尽きない。
選手の個性を伸ばせないディフェンスの仕組み?
それぞれ、チームの特色はあると思うし、最低限ディフェンスも大事だ。しかしバスケットは相手より1点でも多くとるスポーツだ。
有望な選手が秋田に来たとして、ディフェンスの壁や、約束事に阻まれ、一定期間輝きを失うのであれば、個人にとっても大いなる損失だ。秋田の選手は素晴らしい選手が集まっていると思う。
それでも毎シーズンのように、オフェンスの停滞や、何か縛りを受けているような気もする。もやもやしているかのようで、楽しんでいないのだ。時々決まるゴールでさえ、悲壮感がある。迷いがあるのだろうか?
チームの方針はヘッドコーチが決めるし、選手はそれを順守する。そしてその方が、勝利する確率が大きいからだろう。
しかしまさか軍隊でもあるまいし、今の時代、一方的な押し付けはないと思うし、もっとコミュニケーションを重ねるべきだろう。
この前の保岡選手がいい例で、プレイタイムがもらえないのはディフェンスにあると思っていたのだ。しかしそれがオフェンスを止めることではなかったし、次の日に彼は爆発した。
もちろん、それがコンスタントに言ってくれればいいのだが、そうはならなかった。仙台戦ではファールアウトして退場。どんな精神状態だったのだろうと本当に気の毒だ。
ただしなんでも好き勝手にすればいいとは思わない。まず、絶対戦う姿勢、態度ありきだ。それからのチーム戦術であり、個人の輝き、エナジーと思う。失敗もあろう、でも次回は誰かチームでフォローし、挽回のファイトを出さないといけない。
時間は限られているが、今の秋田の状態は、とことん腹を割って話し合い、そうしたやり取りを遂行して、選手全員が同じ方向でプレーをし、個性を発揮してもらいたい。何が秋田の場合「足かせ」となっているのか?
最大悪はどんなところなのか?もしかしたら、大浦、川嶋、キッド、多田選手が答えてくれるのかもしれない。
せっかく秋田に来る選手が、能力を発揮できないのは、いびつな、何かあるのだろうか?