バイウィーク中の強化は12月の試合で実るか?結果次第では厳しい球団の最終判断が迫る


11月12日のアルバルク東京を最後に約半月ほどの休暇、いわゆるバイウィークになる。各チームはチームの強化に向けてリーグを振り返り、対策を講じる期間となる。実際今までは「この期間、十分な対策、練習をしているのだろうな」と期待を持ったものだ。

特にB2からB1に昇格したペップ時代は特にそうだった。しかし過去、また昨シーズンでさえ、バイウィークが明けても、それが成績に直結したか?といえばそうではなかった。

戦術の確認作業ぐらいはできるが、試合はやはり生もの。相手のある実践でしか超えられない、ハードワークがあるように感じた。

ならば秋田に必要なことはまず「マインドセット」だろう。戦う集団に立ち返り、一人一人、熱い選手になってほしい。

また外国籍選手の補強が進められると思うが、オフェンスの改善で、もはや試合で勝ち切ることが最大のポイントになっている。

球団は新B1参加への大合唱なのだが、その足元が揺らいでいる。個人的には、別に身の丈に合った位置でいいと思う。下部リーグでも。「お金がない」という事情を聞かされ続けるもの嫌になってしまうし、無理はさせたくないのも人情だろう。

新B1,いや、目の前のCSカムバックを本気で目指すのだったら、この開幕準備には相当疑問があるからだ。それは試合が証明しているので、今更どうのこうのは控えよう。


このバイウィークで、新しい外国籍選手が合流し、必死で練習し、黒いオセロが白になるような結果が出始めたら、ようやく周囲も少しは認めてくれるかもしれない。がしかし、その逆だったらヘッドコーチを変えて戦術のリスタートをチームは受け入れなければならなくなる。あるいは新B1への見直しで、とにかくB2降格しないだけのリーグの戦いになろうか?そうであるならば、その試合を見に来る人はいるのだろうか?いやかえって、B2降格にドキドキしそうで必死に応援するかもしれないが。

B1のレベルは上がっていて、それに見合うだけの補強を、なさなかった痛みは相当にあると思うし、たった一人の外国籍選手が救世主になるとは思えない。チームで戦うにはアジア枠、ケガ人の復帰も求められるし、どこまで球団はそうした現状を許そうとしているのだろうか?

結果に見合った「期間」を設け、行動しないと、いつまでたっても、同じようなコメントに終始しそうで、とても歯がゆい気持ちになる。

それでもバイウィークは明けて、すぐにリーグ再開となる。この気持ちが切に老婆心、取り越し苦労であることを願うし、県民秋田ファンの気持ちをこれ以上、裏切らないでほしい。