今日のゲーム2はマブンガ選手が復帰した。なので秋田のディフェンスの駆け引きが増えることになる。加えて秋田のやりたいバスケを遂行できるかが、勝利に導くカギになってくる。
2020-21 B1第20節2月7日秋田ノーザンハピネッツVS富山グラウジーズゲーム2
秋田|20|20|18|18|=76
富山|23|14|21|21|=79
秋田はゲーム1とは違い、ゲームの入りも悪くはなかった。マブンガ選手がスタメンということで、やや緊張したとは思うが、京都時代、やりあっているし勝利している。
なので昨日のオフェンス停滞は解消すると思えたが、序盤ハーフコートオフェンスでボールと足が止まっていた。最大で10点差が付いたのだが、3点差に縮めたのは良かった。
秋田はマブンガ選手をブロックしても、スミス選手がゴール下でフォローして存在感を発揮する。秋田のマッチアップする選手もファールを重ね、スミス選手を止められない。
単純なゴール下のリバウンドとオフェンスが、重要な時の決めてになる選手は計算できる。その都度ファールをもらいフリースローを確実に決めていく。審判の笛も味方になっているのかは?わからない。
秋田のディフェンスはでは、通用しなかったのか?
いいえ、デイビス選手と野本選手のマッチアップは素晴らしかった。マブンガ選手の3Pシュートの確率は戻らなかったし、やりたいオフェンスを何度も跳ね返した。
コールビー選手はスミス選手対応時、流血のケガをしながらのパフォーマンスを見せてくれたが、結果的にファールアウト。審判の裁量もあるが、今後の課題を突き付けられた。
デイビス選手はマブンガ選手に張り付き、ブロックや長い手を使い、何度もターンオーバーを誘った。彼の真骨頂を見た。加えてインサイドアタックも成功させて、相手チームへの警戒を印象付けた。デイビス選手は使いようでは、秋田にもっと貢献できる選手だと再確認した。
カーター選手も随所にシュートブロックを見せた。3pシュートも決めてくれた。終盤73-73と追いついた。ここまで中山選手や細谷選手のインサイドアタックもあり積み重ねたのだが、、、。
なのでここから勝ち切るためにゲームのクロージングにはいろいろ物議はあると思うが、こう、そうなる場合の絶対的なシューターによる勝ちパターンの選手がいたらいいのか?少し疑問に思う。
富山にはスミス選手のゴール下の決定的な存在がある。重厚なゴールしたへの侵入を選手のディフェンスで何度も防いだが、ファールが込んできたときは、見逃していくしかないのが今日の現実だった。厄介なのは最終クオーターの勝負の時間帯。パスを受ければ確実に、インサイドのゴール下を支配できる選手の存在を、目の前にした秋田の経験は今後どうすべきか?
そのような外国籍選手をレンタル移籍でも獲得すべきなのか?オフェンスはやはり最大の防御なのか?このような思考がぐるぐると駆け巡るのも事実だ。
それが稀有な場面ならば、やはりそうなる前のシューター陣のシュート確率を上げていくしかないと思う。
最後1~2ポゼッション差のゲームに激突した場合、お互いのチームの強みにかけるしかない。秋田はどうなのか?ファールゲームで勝機を見出すチームなのか?
それもあると思うが、ラスト2分での激しいディフェンスからのミスを誘い、走るバスケで突き放すスタイルではなかったのか?それが理想ならば競った場面での戦術を繰り返し、練習して打開するしかないのかなと思う。
今日の試合、ターンオーバーからのファストブレイクが何度もあり、決まっていれば確実に流れは秋田に傾いたが、しかしシュートが決まらない、もどかしさが何度もあった。
ファールによるところのストレスはしょうがないにしても、総合的にそれらを使いながら、巧みにプレーするのも求められる。
あからさまに激しいファールゼスチャーは、かえってファールをもらうことになり、みっともないシーンもあった。
上位チームではこのように競った場面がこれからも増えていくと思う。直前で川崎、三河に勝ったとしてもだ。
次はホームで渋谷戦だ。秋田は成長するにもってこいの時間をもらいながら、勝ち切るためには、選手は今一度戦術の確認をしてもらいたいと思った。
なぜならば、やっぱり秋田のバスケが、おもしぇがら!(楽しいから)ああ、中山選手に「おもしぇがら!」と言ってもらいたい。
選手の連動で勝ち切る秋田のバスケは現在、成長中なのだ!