ハピネッツのB1での戦い方に赤信号!激しいディフェンスは他にも!開幕戦千葉に勝った川崎が不気味な存在

B1の開幕戦のトップを切って、川崎ブレイブサンダースと千葉ジェッツが対戦、川崎が81-72と勝利しました。うーんこれこそ、B1の舞台の試合で、一つの判断の速さと連携はB2とは全然違います。あっという間に、展開が変わり、もたもたしていると完全に流れが行ってしまい、激しいディフェンスの前に、その流れを引き戻す作業は、たとえ千葉でも難しいのを目の当たりにしました。川崎はニック・ファジーカス選手が、でなくても強さを見せつけた形になります。とにかく千葉のホームなのに走り負けしなかったし、攻撃のバリエーションが豊富でした。

ハピネッツから移籍した田口成浩選手は開幕戦で活躍できたのか?

田口成浩選手ももちろん出番は廻ってきました。最初センターから3Pを打ったのですが、リングに嫌われてしまいましたね。あれが入ると調子が上がっていくタイプなのですが。ディフェンスもハピネッツでの経験でしつこく行っていましたし、前半は良い動きをしていたと思います。ですが後半ではファールを続けてしまい、交代させられました。ちょっと、物足りない開幕デビューでしたね。

得点はなかったです。ポジションもチームの決まり事がある中で、シュートへの流れ自体はあったのですが、リングに向かってフェイント入れてパスをしていましたしね。でもB2とは違い、相手とのずれを作らないことには、何にも仕事が出来ない空間です。やっぱりレベルが違います。久しぶりの同僚となった、富樫選手も奮闘していましたが(チーム最多18得点)気持ちが空回りしている感じで、流れを引き戻すには至りませんでした。

ハピネッツのディフェンスと川崎ブレイブサンダースとの違いは?B1で通用するのか?

さすがに川崎ブレイブサンダースのレベルの高い、ディフェンスを見せられると、「ハピネッツのディフェンスとの違いはどうなのか?」と思ってしまいました。ハピネッツの場合は、絶えず高い位置のディフェンスでオールコートで手足を動かします。疲労もあるでしょうし、その分選手をタイムシェアします。で、川崎ブレイブサンダースの場合は、ゴール下のゾーンに入るまでのディフェンスが強いという感じです。相手がリングに向かうまでの距離で、いかんなく発揮している感じを受けました。なので千葉のターンオーバーを結構誘っていました。あの千葉にしても、点が入らない時間が続くのです。ハピネッツよりは距離が短いのですが、効率よく機能しているという感じです。ましてB1で試合慣れしているものだから、ギアをあげるコツ、しのぐコツを選手が積み上げてきているような感じでしたね。

ハピネッツも前半、プレシーズンマッチで韓国戦で見せた前半のディフェンスを保てれば、かなり見ごたえがあると思います。ですが絶えず動くので、選手間のズレができてしまうと、簡単にシュートまで決められてしまい、(特に3P)あっという間に点差が付いて、「これがB1か!」と思い知らされ、動きが止まってしまう恐れはあると思います。諦めないでくらいつくも、焦りから体力が削られて、集中力が低下し、足が止まることは避けないといけません。ペップHCの言葉を信じてチームで戦うことに徹すれば、ハピネッツの時間が増えると思います。そうやっていかに試合をコントロールするか?試合しながら対応するか?試合を重ねて成長できたならゲームの見どころ満載で、目が離せません。ブースターも全力で応援しますぜ!