4月の2,3日の名古屋戦がコロナの影響で中止、消滅となった。この影響は秋田にとってプラスなのか?マイナスなのか?わからないが、秋田以外のチーム成績によるところも大きい。ワイルドカードを争い中の三河の対戦相手だ。その結果次第では秋田有利になるが、ここは着実に勝利を積み重ねるほかない。そのためこの中止になったことをプラスにとらえ、休養と練習、戦術の確認の時間に充てたい。

特に中山拓哉選手の意気込みや、変化が素晴らしい。
彼のディフェンスはもともとセンスがあり、スチールや、マッチアップでは大きな存在感があった。それは誰もが認めるところだ。しかしそれがそのまま、攻撃の脅威とまでは、必ずしもなってはいなかった。

プレッシャーディフェンスで貢献しているからいいじゃないか?と思うところもある。がしかし、バスケットは点取りゲーム。得点の積み重ねが重要なスポーツで勝負どころのカットインやアウトサイドシュートの確率だ。

確かに中山選手がオフェンスでの相手は守りやすかったのかもしれない。ドライブの侵入に気を配ればいいのだからと。

「川崎戦は2試合続けて0点で、オフェンスでもっと貢献しないと勝てない。何がなんでもやってやろうと思っていました。ディフェンスの部分ではチームに貢献できていたと思いますが、オフェンスでは僕が捨てられる部分がありました。そこは自分がもっと成長して良くなればもっとプラスになれる。川崎戦で勝っていたらそこまで気にしなかったと思いますが、2つ負けていたのでよりやってやろうという気持ちはありました」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ed9445daa1f7c708b4fbb8cd98a5375e31069a?page=2

中山選手の武器といえばインサイドアタックに加え3Pシュートを習得したか?に思ったことがある。しかしそれは、試合の中で時々狙って入るペースであり、シューターとして望まれる起用法ではなかっと思う。目先を変えさせるような、単発的なシュートの部類なのかと?

それで、試合の最後は中山選手ではなく、他のシューターがコートに立っていることが多くなってはいたと思う。それが中山選手をもう一段奮い立たせることになっていっているとは、思ってもみなかった。

どれだけ練習したのだろうー。どれだけの強い思いがあったのだろう。

そしてバスケットの神様は強豪宇都宮戦という環境を用意してくれたのだから。アウトサイドシューター中山選手の誕生だった。それからは以後試合の中で、次々とワイドオープンを決めていく。

秋田のチームはもうすべての選手が3Pシュートを武器とするチームに変貌した。その誰かが不調でも、代わりの誰かが好調ならばいいのだ。それでっディフェンスの意識を変え、インサイドへの侵入も隙ができると思う。その駆け引きがまた面白くなる。
次節は4月6日の渋谷戦で勝利を積み上げてほしい。