ハピネッツは東地区首位の千葉ジェッツとの戦いですが、千葉は現時点では40勝7敗ですよ。チャンピオンシップにも進出決定している。シーズン序盤では負ける日もあったりして、付け入る隙もあるかな?と思っていましたけれど、ここ最近のゲームでは、まるで勝てる気がしない。
ゲーム運びのうまさ、集中力、爆発力、各ギアを自在にあやつれる魔法が存在しているかのよう。選手の意識も鍛え上げられていて、失敗を引きずらないメンタル、修正するメンタルはここにきて全くぶれない。どう勝つか、いかに勝つか、チームの駆け引きも各選手が共有している。
ハピネッツは、逆にファールをもらいながらインサイド勝負に重きを置く戦術がいいと思う。出来れば日本人選手も。相手のインサイドには、ファールコントロールをしないといけない。
激しいディフェンスを仕掛ける駆け引き、、そう強弱を見せてもいいのではないでしょうか?ここぞという時のディフェンスを集中して仕掛ける。ペップのサインで仕掛ける術があれば凄くいいですが。
それよりも外角シュート、特に3Pの名手の集まりですので、フリーで打たせないようにしたい。
ゲーム1はドワイト・コールビー選手とキーナン選手の新ユニットを試してみるのもいいかもしれない。今までと同じような入りや、パターンは、相手に読まれていると思います。
パスミスのターンオーバーをしているようだと、あっという間に連続得点を許してしまう。もうさ、そんなシーンは出来れば見たくないですね。できればやり返してほしいけれど、確実にコツコツとインサイド勝負が懸命のような気がします。
何といっても元ハピネッツの田口成浩選手が、千葉ジェッツに核となる部分のアドバイスをしていますので、どっちにしろ総力戦には変わりはない。
千葉ジェッツは勝率が851。今回そこに負けを付けることが出来る戦術は、肉を切らせて骨を断つ、泥臭いインサイド、リバウンド勝負に活路を見いだすべきではないのかな?
千葉が油断してくれれば、秋田としてはそこを突きたいが、点差がつけばセカンドユニットで試合をしてくるだろう。
谷口選手の試合前コメント
最下位の滋賀に連敗した後、日本人選手で食事会をした
「自分のように出場時間の少ない選手も含めて全員、やってやるぞという気持ちは一緒。モチベーションを高くもってプレーすれば必ず勝つチャンスはある」
ペップHCの試合前のコメント
千葉は最近10試合で平均80得点のチーム。外角シュートも良く入るのでそこを止めたい。我々が攻守ともに安定していないと勝てない相手だ。
田口成浩選手の試合前コメント
秋田から見に来てくれる人もたくさんいると思う。活躍して恩返ししたい。
18-19 B1第29節3月23日ハピネッツvs千葉ジェッツ試合結果
秋田は1クオーター、よそ行きのゲームをしてしまいました。先発こそ新ユニットのドワイト・コールビー選手とキーナン選手のコンビで相手の目先を変えて、主導権を握りたかったのですが、上手く機能しませんでした。
最初の3分間で勝負あり。秋田はパスが回らない。千葉は面白いようにインサイドへ供給している。蛇ににらまれた蛙とはこのことかな?
秋田はボールを持った瞬間、周りを見過ぎている!大事に入りすぎている。そうしているうちに千葉のディフェンス力で対応されていく。リングに向かう意識が遠く、相手に合わせている。なので選手間が狭く、スペースが生まれない。
千葉は逆にペイントエリア内に向けて、パス回しが創造性豊かで、楽しんでバスケをしている。選手全員がリングに向かう意識を共有している。
2クオーターに入り、秋田も、少しずつリングにアタックしているので次のプレーが生まれる。もう一歩先に行けるのかな?と思う所に両外国人選手がまさかのファールトラブルに!
これってもう罰金ものですよね?どうしてコントロール出来ないのでしょうか?
秋田の特徴の粘っこいディフェンスからのブレイクも出てきたし、さあ、これからという時に。ちなみに2クオーター以降は6点差で戦いが出来ています。
もうこれだけ点差がつくと千葉はチャンピオンシップを見据えて、無理のないプレーを優先しますし、怪我が一番怖いです。
秋田|9|17|21|17|=64
千葉|27|16|29|16|=88
試合後の白濱選手のコメント
本当に出だしがダメだった。攻める気持ちが空回りして冷静さを欠いた。
2クオーターからは気持ちの部分で変わった。ゲーム2は課題を修正し、最初からハードにプレーしたい。
ペップHCの試合後の総括
我々のやりたいバスケットを相手にいいようにやらせてしまった。試合への準備が整っていない。
最後に
残り12試合でさあ、、秋田は千葉にこう、、今さらながら試合の術を教えにきてもらっている感もしましたが、、どうなんでしょうね?秋田のやろうとしている事を千葉が強化試合を組んでもらっているような気がしたと思うことは、失礼でしょうか?
試合開始の内容はそれほど、子供と大人の開きがあった。少しのミスが速攻を繰り出し、次々と得点につなげていく精密機械みたいな千葉の作業は「これ今日は間違いなく100点ゲーム」と覚悟した。
そうしなかったのはなにか、温情のようなものを感じる。いい部分で手を抜いたのかもしれない。いずれにしろ、試合巧者。かんたんにすべてをさらさないで、涼しげにゲーム2に進めてくる。
富樫選手はキレのあるプレーで存在感を見せつけた。田口成浩選手も3Pやレイアップ、ミドルシュートを決めた。
残留プレーオフ圏内にいるチームや、それに近いチーム、いいえ、きっと今の状況で最大限の努力をして、戦っています。ハピネッツとしてもこのまま、何も土産を持たないで帰ることはあってはならないと思います。
⇒強豪に勝つハピネッツの戦い方、見つけた!