秋田ノーザンハピネッツの細谷将司選手が、アウエーでいよいよ元チーム横浜ビーコルセアーズとの2連戦を行う。本人からすれば「絶対に負けたくない」強い気持ちがあろうかとは思う。しかしここで気負いから空回りしてはいけないし、前回の大阪エヴァッサでの敗戦で得た課題を修正する大事な実践の場でもある。
ペイントエリア前の攻めるディフェンスが甦るのか?ピックアンドロールに対応できているか?ズルズルと負けてはいけないし、スカッと完全勝利と行きたいところだ。
横浜の外国籍選手のジェイソン・ウォッシュバーン選手、レジナルド・ベクトン選手に注意したい。
2019-20 B1第2節10月11日秋田ノーザンハピネッツvs横浜ビーコルセアーズ試合結果
台風19号の影響で2連戦はなくなり明日に余力を残さなくてもいい戦い!横浜はホームで是が非でも初勝利を狙う。
秋田|22|15|15|8|=60
横浜|17|14|26|18|=75
前半は一進一退の攻防で、中々リードを広げられない。古巣に対して細谷選手は最初からスピード全開でバチバチにやり合っている。この気合いは凄い&楽しそう。スピードに乗ったレイアップで切り込んでいく。ハピネッツはトップの位置から圧力をかけ続ける。横浜もその間隙をついて外国人選手を中心に引き下がらない。
秋田はアウトシュートが入らずにインサイド中心に攻めていく。1クオーターの最後では相手のターンオーバーを誘発してシュートし、連続でキーナンがパスカットしていい終わり方をした。
2クオータに入ると秋田の攻めるディフェンスに対して横浜はターンオーバーが多くなる。徐々に秋田が点差を広げる。秋田のニカ選手もキーナン選手の3Pの外したオフェンスリバウンドでフォロー。
ハピネッツはペイントエリア内からのシュートに偏ってしまっている感がある。今日はアウトサイドシュートが決まらない。一体どうしたんだろう?3Pは15本打ってキーナン選手の1本。これじゃあ、外の脅威がなくなり相手はインサイドを余裕で守れるしね。
後半は逆に横浜の動きが良くなった。秋田のプレッシャーディフェンスの届かない3Pを高確率で決まりだす。初勝利への強い気持ちなんだろうね。
秋田はうーん、昔の悪い癖がでたようだ。ディフェンスに重点を置き、オフェンスが重たくなってくる。外角シュートが決まらない。これでは、点差も縮まらない。ペイントエリア前ではパスを回しだす。
逆に横浜は内外のバランス良く、シュートを決める。これって、プレッシャーディフェンスを受けた相手は体力が削られていくはずではなかった???
秋田はシュートまでの形が重い。細谷選手がファールトラブルでプレーに制限されているのも大きかった。でももう少しアイデアが欲しいところだなぁ。
ハピネッツ横浜戦を中村和雄が電話解説!
これからのハピネッツの戦い方を熱く語る!
最後に
うーん、後半は別チームみたいでしたね。入れ替わる選手がエナジーを上手く出していない気がしました。特にオフェンスの部分で、得点を重ねる選手が少なすぎた。単発しかなく、流れに乗れないし、悪い流れを切れない。今日は保岡選手も早々に交代し、沈黙状態でしたし。
ディフェンスも伊藤選手は最後までしつこく張り付いてくれていたけれど、流れを切る意味では、長谷川暢選手や今川友哲選手を使っても面白いのではなかったでしょうか?
まあでもきっと「生みの苦しみ」なのでしょうね。勝つことはそんなに簡単なことではないのだし、40分間もっとやるべきことがあるということ。なので頭を抱えて考え込むような敗戦ではないと思うし、やはりかみ合えば相当手ごわいチームなのは変わりはない。
ハピネッツは攻めるディフェンスが生命線!でも攻撃は最大の防御という言葉もある!選手の個性を織り交ぜながら一丸となって戦う集団の構築中なのだ!きっと一試合ごとに生まれかわる。その可能性を信じ切ることにした。